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2025.12.08

【子どもの虫歯はなぜ起こる?】今日からできる予防のすべて

子どもの歯(乳歯)は「虫歯になりやすい」とよく言われます。
実際に、愛知県知多市旭にある おひさま歯科・こども歯科 にも

「どうしてこんなにすぐ虫歯になるの?」

「気をつけていたつもりなのに…」というご相談がたくさん寄せられます。

 

しかし、子どもの歯が虫歯になりやすいのは“理由があるから”です。
その理由を知り、日常で少し工夫するだけで、虫歯の多くは防ぐことができます。

 

この記事では、
・子どもの歯が虫歯になりやすい3つの原因
・乳歯の虫歯を放置するとどうなるか
・家庭でできる予防方法
・おひさま歯科が推奨するケア
・よくある質問Q&A
を、子育て中のご家族にも分かりやすく紹介します。

 

■ なぜ子どもの歯は虫歯になりやすいの?3つの大きな理由

① エナメル質が薄く、虫歯の進行がとても早い

乳歯の表面を守る「エナメル質」は、永久歯に比べると 約半分の厚さ しかありません。
そのため、
・穴があきやすい
・いったん虫歯になると急激に広がる
という特徴があります。

さらに、乳歯は永久歯よりも酸に弱いため、少しの磨き残しや生活習慣の乱れでも虫歯が進行しやすく、気づいたときには深い虫歯になっていることも珍しくありません。

 

② 正しい磨き方が難しく、磨き残しが多い

子ども自身がしっかり磨くのは難しいのはもちろん、
実は 大人の仕上げ磨きでも磨き残しが多い のです。

・奥歯のかみ合わせの溝
・上の前歯の裏側
・歯と歯ぐきの境目
この3つは特に汚れが残りやすく、虫歯の発生が非常に多い場所です。

おひさま歯科では、年齢に合わせた仕上げ磨きのコツも丁寧にお伝えしています。
自分で磨けるようになっても、10歳ぐらいまでは仕上げ磨きが必要 と覚えておいてください。

 

③ おやつの“時間”と“内容”が原因になっている

甘いおやつそのものが悪いのではなく、
ダラダラ食べること が最大のリスクです。

長時間にわたってお口の中が酸性状態になると、
唾液の力が追いつかず、歯が溶けやすくなります。

特に注意が必要なのは以下のおやつです。

  • ・キャラメル、グミ、クッキー
  • ・チョコレート
  • ・甘いジュース、スポーツ飲料
  • ・甘いパン

これらはお口に長く残り、虫歯をつくる条件がそろいやすい食品です。

 

■ 「乳歯の虫歯は進行が早い」は本当?放置することの4つのリスク

乳歯の虫歯は驚くほど早く進行します。
さらに子どもは痛みを伝えるのが難しいため、気づいたときにはかなり進んでいるケースも。

乳歯の虫歯を放置すると、次のような影響が出ます。

① 他の歯まで虫歯が広がりやすい

虫歯を放置すると、虫歯菌が増えてしまい、周囲の健康な歯まで次々と虫歯になることがあります。

 

② 顎の成長に悪影響が出る

痛い歯を避けて片側だけで噛む習慣がつくと、
・顎が十分に育たない
・左右のバランスが崩れる
・噛み合わせが悪くなる などのリスクが高まります。

 

③ 永久歯の生え方・歯並びに影響する

乳歯が虫歯で早く抜けると、永久歯が早く出てきたり、ズレて生えてきたりすることがあります。
歯並びが乱れると、のちの矯正費用も増えてしまう可能性があります。

 

④ デンタルIQ(歯への意識)に悪影響

「痛くても行かない」「虫歯は仕方ないもの」という意識が強くなると、将来の口腔環境にも影響が出ます。

 

反対に、幼少期から
“歯を大切にする習慣”
を身に付けると、その子の一生の財産になります。

■ 今日からできる!家庭での虫歯予防3つのポイント

① おやつは“時間”と“量”を意識する

・おやつは15時前後に
・ダラダラ食べず、30分以内で食べ終える
・食べたら歯磨き
・飲み物は水かお茶

「甘いもの禁止!」よりも、
“メリハリをつける”
方がずっと虫歯になりにくいです。

② 仕上げ磨きは10歳まで続ける

磨けているつもりでも、子どもの歯は凸凹が多く、磨き残しやすい場所がたくさんあります。

おひさま歯科では、
年齢別の仕上げ磨きレッスン
も行っていますので、気軽にご相談ください。

③ 定期検診・フッ素塗布・シーラントが最強の予防

プロのケアは、家庭でのケアだけでは防ぎきれない虫歯のリスクを大幅に下げます。

  • フッ素塗布:歯を強くする
  • シーラント:奥歯の溝を埋めて虫歯を防ぐ

定期検診:小さな虫歯も早期発見

「定期検診=当たり前」
この習慣を幼い頃から身につけることが、お口の健康を守る一番の近道です。

 

■ 虫歯になりやすい場所は?どう磨けばいいの?

虫歯が発生しやすい場所は次の3つ。

  1. ①奥歯の溝
  2. ②上の前歯
  3. ③歯と歯ぐきの境目

これらは特に磨き残しが多いため、
軽く細かくブラシを当てて、小刻みに磨くこと
を意識しましょう。

デンタルフロスを併用すると、より虫歯リスクは減らせます。

 

■ よくある質問(Q&A)

Q:白い斑点があります。これは虫歯?

A:白濁は 初期虫歯の可能性が高い です。
削らず治せる段階のことも多いので、早めの受診がおすすめです。

Q:黒い点があります。虫歯ですか?

A:黒い点は虫歯である可能性が高いです。
痛みがなくても早めにご相談ください。

Q:甘いものが大好きな子でも虫歯を防げますか?

A:習慣を整えれば可能です。
・時間を決める
・ダラダラ食べをしない
・食後の歯磨き
この3つだけで虫歯リスクは大幅に下がります。

■ まとめ:乳歯の虫歯は“早めの予防”がすべて

乳歯の虫歯は進行が早く、子どもは痛みを伝えにくいもの。
だからこそ、
「予防」+「早期発見」+「習慣づくり」
がとても重要です。

知多市旭の おひさま歯科・こども歯科 は、
お子さまの成長に寄り添いながら、ご家族の不安を一緒に解消し、
「ここに来てよかった」と思っていただける診療を大切にしています。

気になることがあれば、どんな小さなことでも遠慮なくご相談ください。
お子さまの大切な歯を、私たちと一緒に守っていきましょう。

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